摩訶不思議で神秘的なバンドルシティの特徴は、なんといっても「複数地域」のカードの存在です。こちらの記事を読んで、使い方を学びましょう!
デッキの地域は、そこに含まれる「単地域」のカードによってのみ決定されます。「複数地域」のカードをデッキに入れるには、2つの地域のうちどちらかの地域に属する「単地域」のカードがデッキに入っている必要があります。
例として、フィズを入れたデッキを作る場合を考えてみましょう。
カードの右上のマークから、フィズがビルジウォーターとバンドルシティに属する「複数地域」のチャンピオンであることがわかります。ここでフィズを1枚目のカードとしてデッキに追加しても、デッキには地域が設定されません。そのため、デッキの地域が定まるようにバンドルシティかビルジウォーターに属する「単地域」のカードを入れる必要があります。
では、次は「潮乗りのザップ」を追加しましょう。
「潮乗りのザップ」はビルジウォーターの「単地域」のカードであるため、このデッキはビルジウォーターデッキとなります。
さて、ここで2体目のチャンピオンとしてルルを追加したい場合は、どうすればよいでしょうか?
ルルはアイオニアとバンドルシティに属する「複数地域」のチャンピオンです。現時点のデッキはビルジウォーターデッキで、アイオニアまたはバンドルシティに属する「単地域」のカードは1枚も入っていないので、ルルを追加することはできません。
メモ
厳密に言えばこの時点でもルルをデッキに追加すること自体は可能ですが、リスト上で赤い!が表示され、アイオニアかバンドルシティに属する「単地域」のカードをデッキに追加するまで有効なカードとして扱われません。
ルルを入れるにはアイオニアかバンドルシティに属する「単地域」のカードが必要なので、「バンドルツリー」を追加してみましょう。
「バンドルツリー」は「単地域」のカードなので、デッキのふたつ目の地域としてバンドルシティが設定されます。これでビルジウォーターかバンドルシティのどちらかに属するあらゆるカードをデッキに追加できるようになりました。「複数地域」のカードであっても、ビルジウォーターかバンドルシティのどちらかに属していればデッキに入れることができるのです。
ここでちょっと話題を変えて、先ほど追加したランドマーク「バンドルツリー」の効果を見てみましょう。
合計10地域からユニットを召喚した時、あなたはこのゲームに勝利する。
ちょっと待った!合計10地域!?そんなこと絶対に不可能…だと思いましたか?実は「複数地域」のカードを駆使すればそれが可能になるんです!
先ほど言ったことを思い出してください。“デッキの地域のどちらかに属するあらゆるカードをデッキに追加できる”そして“「複数地域」のカードであってもどちらかに属していればデッキに入れることができる”のです!先ほどの例に戻ってビルジウォーター/バンドルシティデッキを組む場合、以下のカードならどちらもデッキに入れて使用することが可能です。
何故って?どちらのカードも、属する地域にバンドルシティが含まれているからです!デッキの地域(の片方)と共通していますよね。このデッキを使って「不仲な旅人」と「闘技場の支配人」とフィズを召喚すれば、バンドルシティ、ビルジウォーター、ピルトーヴァー&ゾウン、ノクサスの計4地域からユニットを召喚したことになります。これだけでも、「バンドルツリー」でゲームに勝利するために必要な数のほぼ半数です!
ここで注意したいのが、「複数地域」のカードを使用するだけなら、必ずしもバンドルシティをデッキの地域に設定しなくてもよいということです。例えばビルジウォーター/ノクサスデッキを使っている場合でも、「闘技場の支配人」を入れることはできます。「闘技場の支配人」の属する地域にノクサスが含まれているからです。同様に、ビルジウォーター/ピルトーヴァー&ゾウンデッキに「不仲な旅人」を入れることも可能です。