チャンピオンの基本

レジェンド・オブ・ルーンテラの最大の魅力の1つは、お気に入りのチャンピオンたちの全く新しい一面が見られることです。LoRのチャンピオンは、ただカッコいいイラストと派手な攻撃を繰り出すだけの存在ではありません。それぞれのチャンピオンに固有の能力がある一方で、全員に共通する基本的な要素も存在します。ここではその基本的な要素についてご紹介していきます。各地域のチャンピオンについて詳しく知りたい場合は、ルーンテラの地域を訪ねてみてください。

レベルアップ条件

通常のユニットとチャンピオンの違いは「レベルアップ条件」の存在です。これはミニクエストのようなもので、「味方が倒される」や「敵のネクサスに特定の回数攻撃する」といった条件を満たすことでチャンピオンのステータスが上昇し、能力もより強力なものに強化されます。

カタリナを例に見てみましょう。彼女のレベルアップ条件は「ストライクすること」で、その後リコールする、というものです（リコールの効果が思い出せない場合はこのキーワードについての記事をどうぞ）。

条件を満たすと、チャンピオンは即座にレベルアップします。これをうまく使用することで、戦いを有利に進めることも可能です。例えば、まずカタリナでアタックを確定して、次に相手がカタリナをエフェメラルに変えてしまうバーストスペルを詠唱したとします。バーストスペルはその場で解決されるので、カタリナにエフェメラルが付与されます。しまった！カタリナが力尽きてしまう！…と慌てなくても大丈夫。カタリナは攻撃後にリコールするので、その際にすべてのステータス変化と付与されたキーワードは取り除かれます。レベルアップすると同時に一命を取り留めた、というわけです。

レベルアップボーナス

レベルアップで得られる効果はチャンピオンによって様々ですが、全チャンピオン共通の効果として、ステータスが上昇します（クールな決めポーズも取ってくれます）。例えばカタリナの場合は、攻撃力と体力がそれぞれ+1|+1されます。

こちらがレベルアップ後のカタリナです！レベルアップしてキーワード「奮起」が追加されたことで、速さと力だけでなく、アタックトークンまで加わりました。敵には回したくないですね…！

チャンピオンスペルカード

ずらりと並んだガレンたちが意気揚々と相手に突撃する光景は、きっと爽快でしょう。でも、さすがにこれはフェアじゃないですよね。通常であれば、同じチャンピオンは1体しか後列に置くことができません。チャンピオンが場に出ている状態でそのチャンピオンのカードを引くと、そのカードはチャンピオンスペルに変化します。このスペルカードはただ魔法の力を秘めているだけでなく、ひとたび詠唱されると、そのチャンピオンのコピーを1枚デッキの中に追加するのです。いいこと尽くしなので、積極的に使っていきましょう！

ところで、先ほどは「通常であれば」と言ったのに気づいた方はいるでしょうか？ルーンテラは魔法と力が支配する世界です。「通常であれば」同じチャンピオンは1体しか盤上に置けませんが、このルールを曲げることもができるスペルも存在する…かもしれません。

レベルアップ条件が適用される範囲

すべてのカードには細かい情報が数多く隠されています。いえ、ブラウムの立派なヒゲの先端の細やかさの話ではありません。それぞれのチャンピオンのレベルアップ条件の言い回しについての話です。ここでは例としてもう一人、急所を突くのが得意な女性を見てみましょう。

フィオラのレベルアップ条件は「このユニットが敵を2体キルした時」です。レベルアップ条件に「このユニット」と書かれている場合、レベルアップするまでは、レベルアップ条件はそのカードそのものに対してのみカウントされます。例えばフィオラがすでに相手を1体キルしていたものの、そのまま力尽きてしまったとします。この場合、その後に新たなフィオラを召喚しても、キルカウントはリセットされてしまいます。しかし、一度でもレベルアップ条件を満たすことができれば、それ以降に召喚されるフィオラはすべてレベルアップした状態で場に出るようになります。

では次にクールボーイ代表、エズリアルを見てみましょう。

彼のレベルアップ条件は「あなたが敵ユニットを8回以上対象に選んだ時」です。これは全体に適用されるレベルアップ条件です。全体というのは、その試合中のすべてを指します。つまり、あなたが敵ユニットを8回以上対象に選びさえすれば、あなたのエズリアルはすべて（たとえデッキ内にいても）レベルアップした状態で場に出すことができます。最大の利点はエズリアル自身が場に出る必要すらないという所です！全体に適用される条件は、チャンピオン自身が場に出ているかどうかに関わらずカウントされていきます。